もし善人に良い報いがあるなら、絶対にあなたが善人になることはない。もし善人に良い報いがあるなら、この社会にはそんなに多くの衣冠禽獣はいないだろう。社会が欠けているものは何であれ、それが宣伝される。善人と良い報いの間には必然的な関係はない。もしあなたが善人として良い行いをするのが良い報いを得るためなら、その取引は必ず大損になる。善には善の報いがあり、悪には悪の報いがあるという言葉は間違っているのか？そうではない、間違っているのはあなたの理解だ。道徳経には、天道無情、常に善人と共にあると書かれている。いわゆる善人とは、天道に従う人を指し、毎日自分を犠牲にして他人を成就させる人ではない。